キンタマ王子、虹
花形新次

言葉の空には
二本の虹が架かっている

一本は物から伸びている虹
もう一本は心から伸びている虹

二つの虹は交錯し
その部分の色は
一際濃くなっている

そして
物に近ければ
それは物語

心に近ければ
それは詩

何れにしても
色が濃いほど
人は
それを美しいと思う



自由詩 キンタマ王子、虹 Copyright 花形新次 2015-12-25 00:22:42
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