シリウス
朔 水

あらゆる正しい掟とか

価値あるものの創造が

また今日を塗りつぶしていくね

よれた鞄につめ込んで

夜の改札へ放ったら

さかさまのスキップで行こうよ


ひじ突きあって

からかいあって

はじけて、笑って、駆けるんだ!

目的とか、理由なんて

立派な未来においてきた


素直になって

叫んで、もっと

夜空に星を穿つんだ!

忘れたとか、無駄だなんて

欺けないできらめいた


今日がきたなら、改札口で

夜のかけらを拾っていこう

おひさまにも塗りつぶせない

静かな光で照らすから。







自由詩 シリウス Copyright 朔 水 2015-12-14 00:50:42
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