キンタマ王子、グランドマスターになる
花形新次

今、アメリカでは
ボビー・フィッシャーの再来と
呼ばれている
レナード・レヴィンという
14歳の天才チェス少年が注目されている
近い将来現世界チャンピオンで無敵の
マグヌス・カールセンを破るのは
彼しかいないと言われている
レナード少年の父母は
プリンストン大学数学科教授ポール・レヴィンと
プリンストン大学医学部教授俊子・レヴィン
というインテリで
二人の優秀な頭脳を受け継いだレナード少年は
小さい頃から周囲が驚くほどの才能を発揮した

ところでレナード少年の母、俊子には
日本に弟がいて
名前をキンタマ王子と言った
彼は今、大久保駅前のキャバクラで
グランドマスターをしている


自由詩 キンタマ王子、グランドマスターになる Copyright 花形新次 2015-12-07 00:25:16
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