紅葉を散らす雨
深水遊脚



離れてることを忘れ夢中になるそれぞれの布団のなかでのスマホ


ヤジ飛ばす安酒の唾ふりかかりファウルボールで逆襲したい


運命をしょぼい偶然と言い換える趣味の出会いの私の流儀


寒くなれ 触れる口実増えるから おでんとミカン炬燵に並ぶ


山下るバスの窓から見下ろした灯りもうすぐ貴方に会える


短歌 紅葉を散らす雨 Copyright 深水遊脚 2015-10-31 23:56:00
notebook Home 戻る