空へ
レタス


青い翼があったなら
ぼくはどこまでゆけるのだろう
成層圏はもう間近なのに
ヒマラヤ山脈をやっと越える翼があるだけで
青空の先に映る星はみていないのです

できることなら鋼色の青い翼と
水晶レンズの瞳をぼくにください

空気が無くなり
たとえ死んだとしても
怖くはない

一瞬でもいいから
宇宙の命を
この肉眼で観てみたい



自由詩 空へ Copyright レタス 2015-10-22 21:23:34
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