ジガ
たけし

密着しては離れ離れ
離れ離れになっては
また密着する
足取り軽くまた重く
あるいは痙攣しながら

一人の魂と一人の魂が
向かい合い浸透し合い
グルーヴ、グルーヴ
<生命の連帯ウネリ調和>
濁りなく、静かに時に激しく親密に
身を任せては
自らを響かせ
一人のタマシイ
独り在ることに
ますます覚醒していく
人 人 人 人 人

(コロスは陰鬱に

   明日の不在を

    合唱しながら)

ますます広がり
清明になっていく意識
無私の底で
自らの核を見い出す

紫の薄いヴェール、
蒼穹に張り付き
論理的思考の 停止

直方体の白壁径 開け

シャラシャラ シャラシャラ シャラシャラ シャラシャラ

無数の・乾いた・細い枝葉を・擦り合わせる不可聴音、
一斉に鳴り 充満スル

音節毎の響き、
異様に鮮明 浮き立ち











○共鳴音楽=『アモック』/アトムス・フォー・ピース&1昨日の覚醒夢


自由詩 ジガ Copyright たけし 2015-10-20 16:47:41
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