16歳の夏休み
ブルーベリー

※なにをしようかと胸をときめかせもせず
ただ日差しだけが夏を全力に叫んでいて

頭皮が見事に焼けてしまって
せめてもの抵抗に自転車通学にしようと決めた
帰り道、部活中に眩暈、100円ジュースの有難味。
スカートの丈を詰め切れない我等から搾り取れるのは
貧血とグレープフルーツの炭酸だけだった

※くりかえし(17歳以降も何ら変わらなく続く)




(即興ゴルコンダ投稿作)


自由詩 16歳の夏休み Copyright ブルーベリー 2015-09-21 22:05:51
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