ズー


はじめて出会ったのがキャラメル畑だったからすこし弾ける、わたしはまだ父とキャラメルということについて口喧嘩が絶えなかった、そのことで母は父と弾けて、夜はずっとキャラメルだった、まだ誰もがとろけている日曜日の朝、すこし弾けはじめた君はわたしの部屋の窓を叩いて、先が四つにわかれたピッチホォークで父に嫌というほど追い回された、キャラメル畑では足のおそい飛べない鳥たちが今にも弾けそうになっていたけど、誰もがまだとろけていたかったにちがいない朝だった、その次の次の日曜日、君とわたしはキャラメルしてはじめて弾けた、その時ついでに炭酸もしたんだ、








自由詩 Copyright ズー 2015-08-19 19:33:34
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