主導権
花形新次

ブラウスの胸のボタンは外すが
着せたままでブラジャーごと
オッパイを引きずり出す
そのとき貴女の息は既に荒くなっているが
無視してブラジャーをずり下げる
その瞬間
「アッ!」と声を上げるが
それも無視する

ブラジャーに圧迫されて
苦しそうに
上に突き出た乳首
ピンク色の乳首に
舌をゆっくり近づける
舌の行方を目で追いながら
「あ、あ、あ、あ、」と貴女の声が漏れる
もう、あと1mmで触れるというところで
ゆっくり引き返す
「えっ?えっ?えっ?」
戸惑う貴女
「やらないよ」突き放す俺
「いやあああ、焦らさないで❤」

フフフ、主導権は俺が握ったぜ
ヨネさん(93)


自由詩 主導権 Copyright 花形新次 2015-08-08 06:52:39
notebook Home 戻る