心酔
朝焼彩茜色

口がぱっくり開いていては 無様極まりない 故
嫉妬と憧憬を繰り返し腹式呼吸に整えてゆく 否
めない惚れ

火の打ち所のない情熱 つまらぬ炎の揺れ
非が天へ掻き消されて 冷静霊的にのみ或

奴それとも貴様
頼もしい人よ
うっとりさせやがって
秀逸が幕を個性のみの在り方で上げ明けてゆく
観客の私は拍手喝采に天と繋がっている
魅せられ観ている 死角が増してゆくこの上機嫌さよ
うっとりさせやがって
頼もしい人よ

頼もしい側への情熱
真っ直ぐな心に揺らめく炎


自由詩 心酔 Copyright 朝焼彩茜色 2015-07-13 14:48:24
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