律動遡行
たけし

森を歩くと静かになる
−緑に包まれ落ち着いて
静かになると森を歩く
−落ち着き緑に包まれて

森を進むと暗くなる
−緑に覆われざわめいて
暗くなると森を進む
−ざわめき緑に覆われて

森を極めると白くなる
−緑は枯れ果て死に絶えて
白くなると森を極める
−死に絶え緑は枯れ果てて



バリバリバリリッ

稲妻の急襲、電光石火
粉々の白骨、濡れ輝く
熱流パチパチ火花噴き
渦巻き 崩れ奥まって
未知鳴る界は鏡の被膜

光の純粋な輝きが、
人の歩みを映し出す。


自由詩 律動遡行 Copyright たけし 2015-06-23 13:38:44
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