その朝、ベッドの中で
花形新次

何故きみが
僕の腕を枕に
眠っていたのか
眼を開けて
「素敵だった」
などと言うのか
「ずっと一緒」
などと言うのか

思い出せない

思い出したくない

腕の血流が
完全に止まっている

きみは
マツコデラックスに似ている


自由詩 その朝、ベッドの中で Copyright 花形新次 2015-06-20 08:33:03
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