足の小指
亜樹

足の小指が嫌いなのだ
 気付いた時には、箪笥の角にぶつかっていたりする

足の小指が嫌いなのだ
 爪がひしゃげて白くにごり何よりひどくみっともない

足の小指が嫌いなのだ
 スマートとはいえずどんくさく、それでも歩くわたしの一部


自由詩 足の小指 Copyright 亜樹 2015-05-08 21:27:13
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