モダえよん2
日雇いくん◆hiyatQ6h0c


「モダえよ〜ん」
「どうしたんだいカ〜ビ太くん」
「クネ夫がまたボクだけハズレにするんだよ〜」
「なに〜カ〜ビ太くんをハズレにするなんてひどいやつだな〜じゃあこれ〜」
 ぴかぴか〜ん!
「洋包丁〜」
「え〜」
「これでクネ夫を刺し殺しちゃえばもうハズレにされないよ〜」
「モダえよ〜ん、それじゃぼ〜く捕まっちゃうよ〜」
「しょうがないな〜カ〜ビ太くんは〜。じゃこれ〜」
 ぴかぴか〜ん!
「小さなナイフ〜」
「え〜」
「これをたくさん投げれば鎖帷子なんか着てないクネ夫なんかイチコロだよ〜」
「また愛と誠のネタなの〜高原由紀じゃないとそんなのムリだしどうせ誰もわかってくれないよ〜もう少し合法的なものはないの〜」
「ワガママだな〜カ〜ビ太くんは〜。じゃこれ〜」
 ぴかぴか〜ん!
「石〜」
「え〜」
「これで見えないくらい遠くから投げたら、クネ夫のドタマをかち割れるよ〜」
「モダえよ〜ん、合法的なものって言ったじゃな〜い」
「捕まらなきゃ、結果的には合法だよ〜」
「そりゃそうだけど〜、でもそんなに遠くから投げられないよ〜」
「う〜ん」
「もっとこうなんか未来っぽいさーどこでもなんとかとかそういうのないの〜」
「ボクはふつうの国から来たフツウのロボットだから、それはムリだな〜」
「ふつうの国ってなんだよ〜まあいいや〜クネ夫をやっつけたいよ〜」
「注文が多いな〜カ〜ビ太くんは〜。じゃこれ〜」」
 ぴかぴか〜ん!
「超強力ターボライター〜」
「え〜」
「これでクネ夫の家に火をつければあっという間に丸焼けクネ夫は自慢のグッズを消失だよ〜」
「わかった〜じゃあ夜に火をつけに行くよ〜」
「こんどはしっかりやるんだよ〜」

「え〜んモダえよ〜ん。火をつけたら強力過ぎてボクの服にも火がついて、体が丸焼けになっちゃったよ〜うわーん」
「だから超強力だって言ったじゃないか〜。や〜れやれ、ドジだなあカ〜ビ太くんは〜」

おしまい


散文(批評随筆小説等) モダえよん2 Copyright 日雇いくん◆hiyatQ6h0c 2015-04-04 08:50:54
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