G*4No.2
或本仲一朗

俺は俺を他人によって証明する。

逃げる男

全てから逃げてきました。

学業から逃げてきました。
音楽から逃げてきました。
詩作から逃げてきました。
労働から逃げてきました。

学業から逃げて音楽を始め、音楽から逃げて詩作を始め、詩作から逃げて労働を始め、労働から逃げt労働してもいないくせに、金がないとほざき、機会がないとほざき、人間関係にh

向き合う事が出来ない俺は、
逃げる道をなくす。
学業と労働に向き合う為に、
学業と労働の手段に表現を、
自ら逃げる道をなくした。
今机上にて打ち込んでいるのはn

学業に向かう度胸も、音楽に向かう度胸も、詩作に向かう度胸も、労働に向かう度胸も、
生き延びる度胸も、死ぬ度胸m

俺は俺を他人によって証明する。

俺は全ての2番手になるらしい。
確実に、しかし、2番手らしい。
俺が全ての2番手になるとして、
何になるんだろう。
何になれるんだろう。
何になりたいんだろう。
あれだけ緊張してた意地がいとも簡単に弛緩してく様を見る。
他人が嫌うようなタイプの人間に思えてくる。
あの占いのようなタイプに思えてくる。
そうとは限らない。
躁とは限らない。のに。no.2。

晒すことを勘違いしている。
晒すべきことを勘違いしている。
眠らずに朝が来て、
眠ったら夜が来る。
それでも、こうして生きている。生かされている。
俺は?
俺の意思は?意識は?こうしてそしてあぁどうしたいんや!

俺は俺を他人によって証明する。

他人によって居場所をはかり、
他人によって方向を決め、
他人によって発射される。のを待機する。
他人によって終わりさえも制御されたいと思っている。
思っている?

思っていない。

俺は俺を他人によって証明する。
俺は俺を      証明する。
俺は        証明する。
  俺を      証明する。

俺が          する。

俺に     よって    か

ははは!
俺なんだよ!
そう、俺なんだよ!
俺は俺なんだよ。

俺は俺d


未詩・独白 G*4No.2 Copyright 或本仲一朗 2005-02-07 07:41:10
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