トワイライト症候群
捨我

日の暮れる校門
慣れたそぶりで君を待つ
涼風に揺れる松
過ぎゆく気配がしてる夏

西日の差す帰り道
君は途切れず喋ってる
空洞の瞳で語る空想は
半壊してて難解だけど

君はたとえ話が下手で
ヒロイン気取るのが得意で
理解しようと努力する
僕はいいやつなんだと思う

蝉時雨散る寂しい暮れ
君は飽きもこない様子
金木犀の香りが漂ってる
僕は秋の来る様子にただ酔ってる


自由詩 トワイライト症候群 Copyright 捨我 2015-03-14 19:39:48
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