白の終わり
たもつ
僕は波に濡れ
波に濡れたままずぶ濡れとなり
絶え間なくそれは
断続的にそれは
いつまでもそれだった
それって
日テレ?
いえ蛋白質の軽めやや三十倍程度の喪中
ツモ
ラスハクですかあ
タンキですかあ
しかものみですかあ
スーパーマーケット勤務の東場が
煙草に火をつけると
世界のようなものはまた一つ
暖かさと明るさを取り戻した
かのように見えた
耳を澄ませてはいけない
どこもかしこも
内臓と内臓の擦れあう音があまりに
微かなので
自由詩
白の終わり
Copyright
たもつ
2005-02-06 19:01:57
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