流動体 【詩人サークル群青 二月のお題 「岐」への提出作品】
そらの珊瑚
心を傾けたくて
首をかしげてみたりする
垂直を保っていた中身が
静かにあなたの方へ移動して
夜になれば
いっそう傾けたおして
すみずみまでもが水平になる
殻という
分岐を越えることはない
あなたとは
永遠に
まざりあうことはないし
すくいあうこともないけれど
重力にゆだねて
形を変えて
朝になれば
人はいつも新しい
自由詩
流動体 【詩人サークル群青 二月のお題 「岐」への提出作品】
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そらの珊瑚
2015-02-26 14:57:28
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「詩人サークル 群青」課題作品