ぐうるり・ジ・エンド
藤鈴呼



あなたは 赤い情熱の焔を ほとばしらせ
視界を 愛で 染めた

切っ先鋭い刃よりも美しく
七色に輝く太陽光線よりも艶やかに

咲いた刹那
世界がぐうるりと 巡る気がして ジ・エンド

何が 終わりなのかって?
何故 始まるのかって?

質問攻めにして
今宵の緑を 台無しに するんじゃないよ

目を凝らせば 葉脈が 見えて来る
一度 脱色して御覧なさい
そもそもの色が 透明だったと知る刹那よりも
きっと 愉しいだろうから

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°


自由詩 ぐうるり・ジ・エンド Copyright 藤鈴呼 2015-02-23 13:08:10
notebook Home 戻る  過去 未来