唄はかすれて
信天翁
それは 束の間だった
ときいろの「時」を仰いだ
年台も
にじいろの「空」を眺めた
季節も
そして 謳歌を暮しに響かせたのも
それなのに いまや
うとましく 責めつけるのだ
せせらぎもしない
卒寿の淵に ただよっている
おびただしい セピアの スライド
が
自由詩
唄はかすれて
Copyright
信天翁
2015-02-20 21:07:53
縦