瞬きを聴く
石田とわ


      まつげの重さに耐えかねて
      そっと伏せてはみるけれど
      わたしの瞳は夜をみる
      散歩の途中の道端で
      みつけたちいさな青い花 
      ちっぽけなあの花も
      きっと夜空をみあげてる
      空に散らばる星たちの
      瞬きに似た子守唄
      今ごろ聴いているでしょう 
      このまま夜が明けるまで
      伏せたままでもいいですか
      まつげの先の子守唄
            




     
           


自由詩 瞬きを聴く Copyright 石田とわ 2015-02-20 00:09:57
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