四季
中原馨

 去りし夏に想い馳せる
 霞むさきに君の背中
 来る秋にはもう見えず
 すすき揺らして駆けだした
 留まる冬に腕を抱き
 積もる白雪眺めている
 巡る春が溶かしてゆく
 君よ迷わず土を踏め


自由詩 四季 Copyright 中原馨 2015-02-11 20:33:17
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