月と炎
草野大悟2
しずけさが
きこえてくるよる
やまゆきをふみしめてあるく
こころがふたつ
あおく 天空につづくみちのかなたに
まんまるな月
ダム湖のなかにも
まんまるな月
ふたつが みつめあい
こころと からだが もえあがり
炎となって とけてゆく
はじめてとけあった ふたつは
おたがいのふるさとにくるまれ
ふーっ、と おおきな息をはく
いつまでも いつまでも ひとつになって
自由詩
月と炎
Copyright
草野大悟2
2015-01-12 20:29:07
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