一つの試論あるいは宣言〜自己紹介に代えて〜
芹場照

 皆さん、はじめまして。芹場照(せりばてる)と申します。私の実験室へようこそ。

 「え?実験室?」と思われた方も多いのではないでしょうか。それもそのはず、私は当面の間、詩歌を始めとした創作活動を行いません。「それじゃあ、どうしてここにいるのか?」とまた新たな疑問も湧くかもしれません。

 実は、記憶する範囲で、私が学校の授業や自由研究以外で詩歌などの創作活動をした事は一度としてありません。つまり、まったくの初心者なのです。でも、どうしても創作活動をしてみたいのです。この想いはずっと温めて来たのですが、「何をどうしたらよいのか?」が分からずに、何年もの間、悶々としていました。しかし、ついに意を決して、ここに居を構えてみました。

 「それでは、これからどう活動していくのか?」と思われた方も多い事でしょう。私のとるべき道は大きく分けて、二つあると思います。

 ? とりあえず、「習うより慣れろ」で我武者羅に創作をする。
 ? 創作を当面の間凍結し、皆さんや古今東西の創作及び創作論等を鑑賞さ
  せて頂き、その上で満を持して、創作に取り掛かる。

 前者を出たとこ勝負で試行錯誤する実践ありきの叩き上げの方向性だとするならば、後者は極めて実験的な道筋と呼べるでしょう。要するに、「いくつもの個別の創作をしていく事で、普遍的な創作の真髄のようなものに辿り着く」のが前者。一方、「普遍的な創作の真髄のようなものに触れた上で、個別の創作に取り掛かる」のが後者。勿論、両者の相互作用もあるので、完全に分けてしまう事は出来ませんが、私の選択はあえて後者です。

 このような試みは前代未聞でしょうが、少々頭の固い私にとっては苦肉の策です。また、浅学非才であるため、皆さんにはご迷惑等をお掛けする事も多々あるとは思います。どうか、ご容赦のほどを。

 今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い致します。

                   2014年12月18日 芹場照
                    (2014年8月28日入会)


散文(批評随筆小説等) 一つの試論あるいは宣言〜自己紹介に代えて〜 Copyright 芹場照 2014-12-18 22:08:57
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