、・
はるな


このまま一日が終わって、その次の一日がはじまって終わって、またその次の一日を過ごすのもいいかなと思う。分厚い鍋あたたかいスープ、開閉を繰り返すカーテン。いいかなと思う、思うけど頷けない。黒い、新しい、洋服を、洗うと出る黒さ、ですとか、いつのまにかできている打ち身の黄色い痣、爪の先のしみ、ボックスティシューの空き箱、そういうものが、ちらちらと踊っては、頷けない。

どうしたらわたしの正しさに、頷くことができるだろうか?
どのようにして日々を閉じればよいだろう?句読点のない文章のような時間たち、かわいそう。



散文(批評随筆小説等) 、・ Copyright はるな 2014-12-15 20:45:12
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