瞼
mizunomadoka
死んだ私の指先に
一匹の優しい蝿がとまる
あなたはアンプルの血を
冷蔵庫に入れて
時々ゆらすけれど
やがてそれは固まって
動かなくなる
自由詩
瞼
Copyright
mizunomadoka
2014-12-14 01:01:01