無題
keigo
空全体が
うんざりするくらい無垢な雲で覆われた日には
閉じ込められた花の蕾は開かない
どんな真実も
どんな正義も
振りかざされる度
刃物のようにキレイに煌めくけど
その切っ先で誰かが殺めた花みたいに
誰かの机に行儀よく置かれるのは
息苦しくてならない
自由詩
無題
Copyright
keigo
2014-12-11 18:29:51