間接的な週末
番田 

最近僕の友人が優柔不断なので少し困っている。夜にある場所で待ち合わせすると、急に突然連絡を絶ってしまったりするのだ。そうなると、昼にためておいた準備と時間とを無駄にしてしまう。そのために高ぶっていた気持ちが、彼の行為で突然断ち切られる。しかし、その反面面倒だった気持ちも多少はあるので、まあいいかというふうに思える。そんなふうに、この年になるとヒマな知り合いは限られているので、誰かと遊ぶときに他に行動の選択肢はないというのが、一人の人間を待つしかないという所以でもある。そんな感じで、今回の連休も終わってしまった。言語的には何も語る要素はないが、それでもいいかなと考えている。コスト的に抑えられたし、メールという間接的な手段ではあるが彼との時間を持つことができた。しかし、本当のところはお互い忙しいので、ダラダラと遊ぶ時間自体があまり持てなくなってきたというところが一番大きいのかもしれない。


散文(批評随筆小説等) 間接的な週末 Copyright 番田  2014-11-25 00:36:34
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