泳ぐ 言葉たち
アラガイs


水槽の中を泳ぎ回るネオンテトラを見続けています、
いますと、空に浮かぶように小さくて、愛らしくて、
、こうしていつまで眺めていても見飽きないのです、ですが、
話かけていると話かけてくるので
たまらなく手で掬いたくもなりますね
、でもそれをするとすぐに死んでしまいますから
ならば一気に殺してやりたくなるほどじれったくて、愛らしくて、
きっとそれが魚たちにも飼われていることだと気づくのでしょう 。

水草を増やしてやりたくなります。
温度調整も欠かせません。
しかし魚たちの量とバランスは考えています。
けっして長くは生きないからです。
休むことなく泳ぎ回るので
わたしが休むと死んでしまいますから
特に餌を切らしてはいけない
雲に流れて光るでしょう
見慣れてくるとつい色も欲しくなる
「酸素と水と、アルファベット」
そう、息づかいが応えるように
、いつも水だけはきれいに保ってやらなければなりません 。






自由詩 泳ぐ 言葉たち Copyright アラガイs 2014-11-21 05:28:19
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