生きるのです
藤鈴呼



穏やかな時に巻かれて
ゆっくりと 歩み出す

全てが 変わるとは 言えないけれども
全てが 包まれても 癒えぬ

そう 知っているからこそ
雪は 解けるのでしょうか

木漏れ日の中で
新たな波を 描きながら

愉しい日々を
筆舌に 尽くしがたいと
良い意味で 苦しめるように

生きるのです

歌わなくても 花は咲く
見えなくても ひらひら舞う 心模様が
どれほどまでの 悩みを
払拭して 来たのか

私達は
想像するしか
出来ないのだけれど


自由詩 生きるのです Copyright 藤鈴呼 2014-11-14 10:54:55
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