二階の女
花形新次

二階の女が夜中9時に
ガタガタうるさいので
天井に向かって
「そんな激しいオナニーするな!」
と怒鳴ったら
バタッと止んだ
数分すると俺のドアを叩く音がして
開けると
剛力似の女がアソコを
弄りながら立っていた

二人とも寂しいのだから
寒い夜はお互いの
オナニーを見せ合いましょう

きみのオナニーを見てしまつたら
ぼくはオナニーがどんなに
悲しくそして美しいものか
わかつて死んでしまうだろう


自由詩 二階の女 Copyright 花形新次 2014-11-06 23:30:14
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