熾きをみつめて(十)
信天翁

        風雨にも 寒暑にも
       裸で修行に耐えている
     アベニューのつぶてたちよ
            こんにちは
 平均余命一桁のおいぼれた おらは
  近頃すっかり 失くしちまったよ
    オルフェからの 啓示をよぉ
    ウラノスからの 黙示をさぁ
      だから だから いつか
さみしげに さようならするだろうが 
  そのときは 冷たく笑っておくれ


自由詩 熾きをみつめて(十) Copyright 信天翁 2014-10-31 21:23:51
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