神様、私貴方がいてくれて本当にうれしい
月山一天
神様、私貴方がいてくれて本当にうれしい
私の可能性は自分だけでは見いだす事が出来ず
私の限界は手に触れる程近くにある
私の思考には制限があり、明日の事すら予期できず
通り過ぎて来た過去にすら捕まっていたりする
私は自分より大きな問題が起こった時
自分が絶望的なのを知っている
結局私は人間なのです
時々忘れてしまうけれど
人には何らかの神が必要らしい
一番必要とする物が人の神らしい
父はお金が、母は子供が
姉は彼氏が、弟は仕事が
一番大切らしい
自分は自分の神だと思った
好きな事して、責任は自分で持つわよなんて
苦労して築いて来たもの全て
神様が取り上げてしまえる、もし神がそうしたいなら
何でもそうなるのに
私、暗闇で一人光なしでは進めず
手を引いてくれる人が必要だと気付いた
確かにこの世は盲目で
皆迷っているよう
見えると言う人々は見えない
そして見えないと言う人は探し当てる
目になってくれる存在はそう決めたのだ
神様、私には結局コントロールできる事に制限があり
明日に脅え、常に絶望に躓きますが
それでも希望に心震わせる事が出来る
それは、私もう一人だけで生きて行けないから
これからは貴方が手を引いてくれるから
神様、私貴方がいてくれて本当にうれしい
私は弱いけれど、貴方は誰よりも強く
私は愚かだけど、貴方は誰よりも賢い
私と貴方が一つならば
恐れ絶望する事はないのだ
真実はいつも隠されていて見えにくいけど
この世に知り得る真実があるなら
私は貴方だと思う
神様、
私貴方がいてくれて本当にうれしい