秋の珈琲
中原純乃

終わりの始まりって何時だったんだろうと、かなり苦めの珈琲を入れながら考える。
そういえば、いつから秋になったのか思い出そうとするような。

そこに有ったことに気づかない。
あまりにも自然で、穏やかな朝のコーヒータイムにふと考えたりするのだ。

もう一度眠りたいのに、眠れるほどの時間はない。
そういう、感じ。


散文(批評随筆小説等) 秋の珈琲 Copyright 中原純乃 2014-09-25 12:26:22
notebook Home