変態的純恋歌
四角い丸
ひょうひょうとして口笛を吹く君の
尖らせた唇の先で
さっき僕が吐いた息が震えている
頬を火照らせ走る君の流した汗は
やがて蒸発して
巡り巡って僕の汗へと
一億分の一で構わないから
僕の細胞を君に
そうして君の一億分の一を僕に
ひょうひょうとして口笛を吹く君の
尖らせた唇の先に
僕は触れることもできないで
自由詩
変態的純恋歌
Copyright
四角い丸
2014-09-20 10:49:07