墓石
kaz.

嵐が、
やって、
来たのは、
雪の日が、
明るかったからで、

石が、
軽かったのは、
なぜ、
だろう、
砂の、
呼吸が、
胸を、
締め付ける、

大地の、
方が、
より、
明るかった、
ならば、
軽かった、
ならば、
どこかへ、
側転する、
石が、
蹴られたみたいに、

幻を、
愛、
したの、
イエイツの、
詩句の、
ように、
あるいは、
ただ、
すべてが、
水で、
あって、
欲しかった、
でも、
ならなかった、
そんな、
ポップな、
日々が、
暮れていく、

土くれ、
土をくれ、
今はただ、
それだけだ、

飛び石、
それが、
明かされた、
連休、
鳥の、
言葉は、
死の、
前兆、
だから、
パーっと、
行こうよ、
どこまでも、

鳥が、
隊列を、
なして、
飛んでいく、
それは、
山越え、
みたいで、
夕陽も、
越えていき、
そうだから、
私は、
忘れない、
死に水を、
取るのを、


(01 Ceremony.wma 2010-04-24より部分引用)


自由詩 墓石 Copyright kaz. 2014-09-15 17:29:49
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