戦う
ドクダミ五十号
までも無いのです
のでも無いのです
わたしとあなたの
共通を探すまでも
「汚い世の中だなあ」と
君は嘆いて
「汚いからこそ抗う」と
僕は言うの
争いに何も価値をみない
抗いと争いの果ての果て
結局は倒すべきは自分だ
そこまで辿り着いたのは
君の言葉があったからさ
崩れやすい岩肌だからね
慎重にもなつてしまうよ
「そこじゃないよ」との
言葉に清いも汚いもありゃしない
単に一つの手掛かりなのさ
己の身を頂きに運ぶ為の
一つの頂きの光は
次の峰のそれと同一じゃない
ひばりが子を守るに
高く地上を離れる様に
遂に最終だとせぬのであります
到達点が無数
目眩を覚えるけれど
それが真実だろうね
わたしにもあなたにも