nemaru

痛い!
といわれて爪を切り
やっぱり痛い!
というので全部剥がした
こわっ!
というのでもっと剥がしたら
絶対無理!
と言って服を着て出て行った
タクシーを拾って帰っていった

絶対というのは、
対が絶えるということだ…

ついに
ひとりになった彼も
皮膚を着て出て行った
パトカーに拾われて帰っていった


自由詩Copyright nemaru 2014-09-02 13:51:51
notebook Home