みめーと
初谷むい

内臓のやうなプルーン頬張つて「さうだよ。ぼくは無神論者だ」


貝殻を拾うみたいな浅いキス あくまでそれは未明のままで


箸がもし転がらなくて 君がもし消えたとしても ワラいますとも


はてしない日記のようにしんしょくをしてくださいね ちゃんと好きだよ


触りたく存じておるぞ 水金地火木土天海冥 あ いたい


ライターをしゅぼっしゅぼってそんなことしなくていいさどうせあなただ


まっまっまっなこなこ眼!なこんなこと ヤメロよそこは性器ではない


にのうでの仮名の甘さよ さくさくときみのさくさくぱんだの甘さ


夕日がとても奇麗でした。むにむにと君の睫毛とほっぺの光


だめにして。閉まったままの溶鉱炉おまえとならば潜れる筈だ


短歌 みめーと Copyright 初谷むい 2014-08-23 21:57:48
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