カランコロン
瑞海

朝の無人駅に止まる列車

引っ越したてのアパート

飲み干した炭酸水

失恋した近所の女の子

金魚が死んだ金魚鉢

喧嘩に負けたガキ大将

雑草の茂った家屋



踏み入れた途端に
ストンと何か落ちる音がして

生ぬるくて 気持ち悪い
可笑しいぐらいに心地良い



-----2時37分 丁度をお知らせします-----


自由詩 カランコロン Copyright 瑞海 2014-07-19 20:09:28
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