INVITATION
塔野夏子

純粋遊離線の導くままに
此の世の座標上から二人して逃亡しよう
巨きな万華鏡の中にしつらえられた
夏迷宮へと入り込んで
光る樹々と湖や
虹色の長い夕映えや
大粒の星座の中で
思うさま誰からも見つからない迷子になって
さまよいつづけよう





自由詩 INVITATION Copyright 塔野夏子 2014-07-19 10:28:44
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夏について