プラグ
はるな


絶対に汚れない脂がありますか?昨日わたしは夢を洗いました。重なる木箱と転校生の匂い。わたしはつねにわたしではありません。(過去ではそうだった)血のにおいに負けました、そのボールは満たされているんだろうか。

詩を書きません。もちろん、物語も。
真摯な、(言葉なしの)接触をのぞみました。
でもそのために、あらゆる言葉を必要としました。
それがあらゆる壁、錠、プラグ、本棚、ときに風や雨、レールでした。
そう、これは過去の話です。

明るいは屈曲点です(そんなものがあるとして、)わたしたちは行かなくても良いようです。あなたの靴を二等辺三角形の鋭角で見かけました。濡れていました

詩をかきません、もちろん、物語も。
望みました。あらゆる接触を、鋭角を。
絶対に汚れない脂がありますか?わたしは知りません。
でも、ない、と、言うことができないのです。



自由詩 プラグ Copyright はるな 2014-07-08 22:17:14
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