官能短歌 1
時子

とろけてくバニラアイスを舐めながら二人の汗で汚した畳


泡立てたボディーソープの隙間から膨らむ熱を包んでしごいて


飲めぬ酒無理して飲んで寄りかかり「はやく襲って」なんて囁く


縁日の人混み離れて睦まじく金魚の帯をじらしてゆるめて


ペディキュアの赤い爪先押し付けるおねだり上手はエッチも上手


窓を開け夜風楽しむ熱帯夜我慢しないで声を聞かせて


短歌 官能短歌 1 Copyright 時子 2014-07-06 16:55:13
notebook Home