びしょびしょの街
はるな


望み通り、雨は降りはじめ
びしょびしょの街で

ふたりは渇いて座っていた
気持は
どこかの窓辺にはりつけたまま

ふとった猫が
鳥に
見下ろされている



自由詩 びしょびしょの街 Copyright はるな 2014-06-28 10:30:34
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