微睡み
いるみ


銀のスプーンで
目隠しした
あなた
うたをうたう

西日がさす
芝生に寝転んで
あなた
うたをうたう


なんて
全部、夢だったんだよー


お花畑はなくて
青いスカートだけが
くるくるまわって
酷く鮮やか
目を覚ますために
あなたをぶつ

ひりひりするような
愛に満ちてくような

腫れた頬と瞼にキスしたら
魔法がかかって
幸せになりました


自由詩 微睡み Copyright いるみ 2014-06-18 16:24:31
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