ポピーが裸になっただけのこと
朝焼彩茜色
昨夜の雨で オレンジ色のポピーのドレスがシトンッと落ちていた
残念の刹那 日常に戻されるポピーに泣く人も数えられるほど存在か・・・
人間って 心って 花を見て何を思う
ポピーが裸になっただけのこと
茎一本 佇みに佇み貫いた 儚い人差し指
天を指す
思いの刹那 日常に戻される 戻りたいから いつもの散歩道
昨夜の雨で オレンジのポピーのドレスがシトンッと落ちていた
地面に
残念の刹那がチクチクする
日常が癒しに風になる 少し生ぬるい
ポピーが無言だっただけのこと
けれど 天は見ていたと思う
佇みに佇み貫いた 立派な背筋と
私の心と