風に吹かれて
眠り羊

桜はやはり山桜

群れず

誇らず

立派であることを強いられていない

そんな桜の下ならば

ほどよい夢を見られそう




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ソメイヨシノもいいのですが、その勢いに少し怖くなることもあります。

教育委員会制度改革やNHKの放送内容について、政府側の立場に立つ人が「政治的中立性」と言うのを聞くと、G・オーウェルの「1984」を想起します。
「政治的中立」とは、政府の言っていることを無批判に丸呑みすること、という意味に思えるので…。
特定秘密保護法案に対する批判について、政府側が「誤解」という表現をしたことも同様で、政府側は「自分たちは正しい。それを正しいと思えないほうが間違っている」という前提に立っているとしか思えず、寒々しい思いがします。

思想が一色に塗り潰されているほうが好ましいとは、私には思えません。


自由詩 風に吹かれて Copyright 眠り羊 2014-04-08 12:07:14
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