ちんカス野郎
末下りょう


1cmの1兆分の1の1兆分の1の100億分の1の火の玉だった宇宙のちんカス
06秒に1人24時間に1万5千人AIDS感染がメイクされる愛の惑星のちんカス野郎さ
ガマン汁で繋がれた舌と尿道と唾液の絆が咲かせた花びら舞い散るゲットーの鼠の糞とSEXしたい
ドブ鼠スタイルで排水溝の隙間の月に吠えながらぱんぱんいわせて一つになりたい
目覚まし時計みたいなパイオツは揉まない
ゆるやかに欺かれたケツの穴に息を吹きかけ
風に揺れる不安そうなスカートみたいに
すべてが不思議で少し混乱した括約筋の開閉を舐めたい
慢性的な腱鞘炎を讃えるエレクトリカルな潮吹きとミニーの悲鳴
絶望はドブ鼠の交尾ぐらい溢れてるから美しく絶望なんだ
生ぬるくっていい。だってそれってハメた感じだし
愛してるなんて聞こえなくても関係なく破裂したい
性器が裂け目だからお互いの終わりが見えないけど
マンコがチンポの故郷なら部屋の隅に立って恥を知ったって
やることは無限にあって、ぼくはぼくのものじゃないHOMEに
いつだって先走って帰っていく
その時はちんカス野郎っていって
舌をレロレロさせてくれ




自由詩 ちんカス野郎 Copyright 末下りょう 2014-03-25 07:10:00
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