(しらないドアノブはしらないひとが回すから、わたし手も握ってあげない)未満ちゃんは、ひとことダイアリーでさえ、このツン。(1日放置プレイしたドアノブのところへ結局こっちから会いにいってしまった)で、次の日には早くもデレる。(ドアノブに「なんか生きるってひねることじゃないと思う。」って言ったら「でも食べることじゃないとも思う。」って返された)って、プチ哲学したりもする。(ちょっと部屋を空けるときドアノブに「寂しくない?」って聞いたら「ステンレス」だから平気」だってさ)ってナンセンスにボケる。
未満ちゃんの書く詩の中の女子は、‘すき’と‘ばーか’が同義語で、ほんとうがうそでうそがほんとうで、否定を肯定する、(きみたち未満ちゃん)とクールに自分さえも切り捨てる。同じ体温であることを気持ち悪がり、時には花の匂いにさえ、吐き気を感じ。イギリスの天気のような気まぐれさに翻弄される自分を自分でもてあましてゆく。読者であるわたしの感情移入など木っ端微塵にされるのだ。ふいをつきつかれ、関節はずしはずされゆく快感技詩が好きなわたしは 未満ちゃんの ほぼツンときどきデレ詩にきゅんきゅんしてしまうのだ。
そんなわけで、未満ちゃんの数少ない作品より「未完成した」という詩の一部分を、
チョコへん食べたい
――なにそれ
チョコレートの辺、底辺かじる高さ割るに
――その式でなにを求めてるの?
わたしが甘いものです
――最後の『に』は?
そりゃあ笑顔しょっ
――うそつき
どうよ、これがわたしが惚れたドアノブと未満ちゃんのキュートな関係なのさ
全体はこちらで
http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=273365&hid=9972&from=0
そういえば未満ちゃんの姿が見えず、ドアノブはわたしが勝手にシロクマするわけにもいかず、スト(リ)ッパーさせちゃおうかと思ったりもしたんだけど、ドアノブは未満ちゃんじゃないと回転してくれないってさ。