二月は未来を調整します
そらの珊瑚

西側の二脚の椅子に
座っていた
子らは
ふくふくと育ち
ようようと三月へと出かけていった

つながったひとつのベンチに
結果 残されたようになった
夫婦は
横に座って
同じ景色を眺めている
おたがいの瞳をみつめあった
季節はするりと過ぎて

二月は少ないね
あるはずだった数字が
空白になる
つじつまあわせ

縮まった共同体で
すうどんをすする
金曜日の朝

赤い蓋の七味唐辛子を
手渡せば
日あたりの良すぎる
長方形の食卓で
くしゃみがひとつ
わたしのすぐ近くで
小さなつむじかぜを起こしていった





自由詩 二月は未来を調整します Copyright そらの珊瑚 2014-02-27 08:25:38
notebook Home 戻る